リオデジャネイロの地下鉄メトロの乗り方とショッピング・レブロンに行く方法
こんにちは。今回は、リオデジャネイロの「地下鉄（以下メトロ）」の乗り方と、メトロを使った移動の具体例として「ショッピング・レブロン（Shopping Leblon）」への行き方をご紹介します。イパネマ海岸に遊びに行くにも使えたり、エアコンが寒いくらいに効いていたり、何より分かりやすいので、滞在中の移動手段の1つとして活用してみてはいかがでしょうか。
01.メトロの路線図
リオデジャネイロの地下鉄路線図です。（ Mapas - Metrô Rioより）オレンジの路線が1号線、緑が2号線、黄色が4号線と、41の駅があります。月~土曜日は5:00～深夜まで、日曜祝日は7:00～23:00の運転時間です。
02.メトロって安全なの？
なんとなく不安な気がしますよね。結論、その辺を歩くよりもよほど安全だと思います。理由は、
・在リオデジャネイロ日本国総領事館のリオの治安情報一覧をみると、メトロ車内での犯罪はHPから確認が出来る2012年以降起こっていません。（駅構内や駅出口では発生しています）
・乗車してみると、日本の電車まではいかずとも、携帯を手に持ち、メールをしたり、SNSを見ている人が多いことに気が付きます。道端では携帯の扱いが厳重なブラジルの方が、警戒心なく使っているところをみると、メトロ車内での犯罪は少ないのだろうと予想出来ます。
また、犯人側からすると、メトロ車内で犯罪を起こした場合、逃げ道が確保できないため、それよりも、ビーチや道端を歩いている人を襲った方が成功率が高いという計算が働くらしいです。現地の治安について、詳しくはブラジルリオデジャネイロの治安と滞在中気をつけていること - handy tips*をご覧ください。
03.どうやって使うの？
ということで、メトロを使ってみましょう。メトロ利用のステップは次の4つ。
①チケットを買う
②構内に入場する
③乗車する
④駅を出る
日本とほぼ同じ感覚で使えると思います。ポルトガル語と英語で停車場所のアナウンスがあるので、全くアナウンスのないバスより断然使いやすいと感じました。それぞれについて補足します。
①チケットを買う
リオデジャネイロでは、「METRÕ RIO」と「RIO CARD」の2つの電子カードがチケットとして使えます。「METRÕ RIO」はその名の通り、メトロのみにつかえる乗車券、「RIO CARD」は、メトロ・バス・フェリー・電車に使える乗車券です。「RIO CARD」は、必ずしも全ての地下鉄駅で買えるわけではない点、購入にCPFというパスポートとは別のブラジル用身分証明書が必要であるという2点から、以下はメトロ専用「METRÕ RIO」チケットの購入方法について記載します。
券売機は機械の上に「M」のマークがあるものが「METRÕ RIO」用（手前2台）、「M」マークがなく、「RIO CARD」と書かれているものが「RIO CARD」用（中央2台）。
まず、乗車料金はどこで降りても一律4.3レアル/回です。（2018年1月現在）
チケットは、シングルチケット、何度も乗れるチケット（Suicaのようなもの）の2タイプあります。
シングルチケットはその乗車のみ。何度も乗れるチケットは購入残高分いくらでも乗れて、最低5レアルから買えます。チャージは5、10、20、50、100レアルから可能。現金、クレジットカード、デビットカード※で支払えます。デポジットに該当する部分はありませんので、すべて乗車料金に使えます。
※私は三菱東京UFJ銀行のデビットカード（VISA)を使っていますが、ブラジルでは、ブラジル国内の銀行が発行しているデビットカード（引き落とし口座がブラジル国内にあるもの）のみを「デビットカード」と処理するようなので、カード利用の際は「クレジットカード」を選択の上、三菱東京UFJ銀行のデビットカードを使っています。
チケットの購入方法は2つ。駅に着いたら、窓口か自動券売機で購入出来ます。窓口スタッフは大抵英語が話せないので、身振り手振りで窓口で買うか、簡単なポルトガル語の意味を抑えて自動券売機で買うか、の2択です。ここが最大の難所といえるでしょう。
身振り手振りは皆様に一任するところなので、ここでは、自動券売機でチケットを買うのに役立つポルトガル語を少しご紹介します。機械の上のボードは英語が併記されているので、その単語も参考にすれば買えると思います。
初めの画面で、赤か緑かを選択します。これはシングルチケットか何度も乗れるチケットを買うかの選択です。
赤COMPRA CARTÃO UNIT ÁRIO=シングルチケットを買う
緑COMPRA CARTÃO PRÉ-PAGO=何度も乗れるチケットを買う
（COMPREがpurchaseと上のボードに書かれていますね。COMPRAも購入の意味です）
支払い方法を聞かれますので、Dinheiro=現金、Crédito=クレジット、Débito=デビットかを選択します。
レシートがいるかなどYES/NOで答える場合はSIM=YES/NÃO=NOを選択します。
購入については以上です。初めて買うとき、かなりドキドキしていきましたが、スムーズに買えました。
チャージについては、購入画面に表示がされないので分かりにくいのですが、RECARREGUE=Rechargeと機会上のボードに書かれていれば、画面に案内がなくても、手元にある「METRÕ RIO」カードを機械に差し込み、チャージが出来ました。現金でチャージする場合、おつりは出ないので、必要な金額のみ支払いましょう。
②構内に入場する
無事チケットが買えたら、METRÕ RIO用ゲートに進みましょう。
左の3列はRIO CARD用ゲート。
シングルチケットの場合は、カードを手前にドロップイン、何度も使えるタイプの場合は、チケットをかざしてから、1人づつゲートを押して構内に入場します。
③乗車する
行き先を確認して、ホームに降ります。来た電車の行き先も再度確認し（終点まで行かないものもたまにあります）乗車します。停車駅を英語でもアナウンスしてくれるので、降り損ねる心配はありません。
④駅を出る
駅を出る際は、チケット不要でゲートを押すだけで出られます。ターミナル駅は、出口が複数あるので、構内にある地図を参考に、最寄出口のゲートから出ましょう。
04.ショッピング・レブロンへの行き方
結構簡単そうな気がしませんか。では、メトロを使った移動の具体例として「ショッピング・レブロン（Shopping Leblon）」への行き方をご紹介します。
①チケットを買う
②構内に入場する
これはどの駅でも同じです。
③乗車する
空港やCentro方面から乗車の場合「Jaradin Oceãnico」行きの電車に乗り、「 Jardim de Alah」駅で降ります。
④駅を出る
B出口Alm.Pereira Guimarães方面が最寄です。
駅からショッピング・レブロンへは徒歩約5分程度です。
地上に出たら、振り返って1つ目の角を右折、その後2区画進みます。
銀行のある角地を右折、そのまま2区画進めばショッピング・レブロンです。
住所 Av. Afrânio de Melo Franco, 290 - Leblon, Rio de Janeiro - RJ, 22430-060
URL shoppingleblon.com.br
ちなみに、ショッピング・レブロンはブラジル発ブランドのハワイアナス、メリッサ他、FARMやFYIといったリオデジャネイロ発ブランドも出店しています。ブラジル＆リオデジャネイロのブランドが日本で買えるセレクトショップLivrebrasilはこちら。
メトロ以外の移動手段としては、私はよくUberを使います。リオデジャネイロといえば必見の絶景！コルコバードの丘のキリスト像への行き方 - handy tips*はUber+登山電車が行きやすく、登山電車の利用は外務省推奨の観光ルートです。
治安情報も確認しながら、日本の真裏の国ブラジルでの滞在を存分に楽しんでくださいね。Tchau!
