ブラジルで買える化粧水・お肌ケアアイテム

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 ブラジルに来て、最初に苦労したのは日本食材の調達ですが(リオデジャネイロの日本食材が買えるお店 - handy tips*冒頭にその変遷を書きました)、その次に苦戦したのは化粧水・お肌ケアアイテムの購入です。(そしてずっと格闘しているポルトガル語と続きます。)

 私の住むリオデジャネイロは有名なビーチがたくさんあります。リオデジャネイロに引っ越してからフレスコボールにはまっている私は、毎週末ビーチに行っており、ブラジルで売られるSPF70の日焼け止めを使っていますが、やはり日焼けします。

 日焼けをしてしまった後は、しっかり保湿してお肌ケアをしたいところ。日本で使い慣れた化粧品は、ブラジルで買えるか分からなかったので多めに持ってきましたが、想定よりも使用量が多く、次の日本帰国まで持たない状態になりました。

 

 

ブラジルでは、日本の化粧品は手に入らない?

 どんどん減っていく化粧品が底をつかないうちに、今使っている基礎化粧品がブラジルにいながら買えないかと模索を始めました。結論、ブラジルでもお金と時間をかければ日本の化粧品が買えることが分かりました。

 

(1)店頭→現時点では買えない。

 まずは足を使って探します。今住んでいるリオデジャネイロで店舗を探しましたが、日本の化粧品メーカーのブランドはありません。ショッピングモールやドラッグストアの棚はどうかと見ましたが扱いはありません。南米一の大都市サンパウロへ行った際、東洋人街のリベルダージも探しましたがありません。サンパウロの日系美容室で髪を切ってもらった女性にも聞いてみましたが、日本の化粧品は売っていないので毎回日本から買い込んで持って来てます、とのお話でした。

(2)発送

 次に、日本から発送出来ないかを調べてみました。

①Amazon→出来ない。

 海外でも頼りになるAmazon。書籍は問題なくブラジルに届けてくれたので、真っ先に試しましたが、化粧品については取り扱えないとのメッセージで、注文確定画面へ進めませんでした。

宅配便→出来ない。

  ヤマト運輸の宅急便と佐川急便に個人でも利用が出来る国際宅配便がありますが、送り主ないしは受け取り主のどちらかが個人だと配送不可、という国の1つにブラジルがあり、利用出来ません。日本通運のSKY-EXというサービスは法人向けとは書かれているものの個人不可の文言は見当たらなかったので問合せをしてみましたが、やはり扱えないとの返答でした。

郵便局の国際郵便→出来る。しかし下線部に注意。

 国際郵便の禁制品国際郵便として送れないもの - 日本郵便に該当しなければ送ることは出来ます。関税はかかるものと覚悟の上、1~3ヶ月待てば基本的には届くようです。基本的にというのはⅰ.紛失があり得るⅱ.課税された場合は税金を支払いに郵便局へ取りに行く必要があり、税金が払えない場合は廃棄されるためです。荷札に具体的な商品名ではなく日用品(Utilidade Domestica)と書き、これまで課税されていない方はいらっしゃるようです。

 小口貨物の別送品として、日常的に使うものと判断されれば免税ですが、そうでない場合、関税は商品価格の60%かかり、商品価格は税関が判断出来ます。数百円のシャンプーに5,000円の関税を払った方もいらっしゃるようです。

 また、ブラジルではたびたびストライキが起こっており、税関も例外ではありません。ブラジルに来てまだ半年ですが、その間でも2度ストライキがあり、1度目は引っ越し荷物の受け入れタイミングでした。ストライキが終わるのを待つ以外に方法はなく、スケジュールの遅延を受け入れざるを得ませんでした。

海外転送代行サービス→出来る。しかし下線部に注意。

 いくつかある海外転送代行サービスのうち、㈱海外支援センター運営の日本商品の海外向け通販 海外発送 ジャパンタウンへ問い合わせてみました。(ブラジルを含む南米とアフリカは要問い合わせになっていたため。欧米、中国、東南アジアは送料が自動計算出来るようになっており、ネット上その場で注文確定まで可能でした)翌日には見積もりとともに回答があり、ブラジルへの発送可能、ただし、現地関税、輸入税等はお客様負担、とのことでした。③と同じシステムのようです。 

<結論>ブラジルでもお金と時間をかければ日本の化粧品が買えます。

 送料と関税を支払い、少し待てれば、日本の化粧品がブラジルでも手に入ることが分かりました。

 ただ、今回の私の状況としては、もはや化粧水が1ヶ月も持たないという時間の無さと、出来れば化粧水自体にお金を使いたいし、海外製にもいいものがあるという根拠なき確信から、

「ブラジルで売られている化粧品で、日本人の私に合うものを現地で買い足す!」と決めました。

 ポルトガル語のパッケージが読めないので、ポルトガル語辞書を握りしめながら、化粧水・お肌ケアアイテムを探します。

 

ブラジルで買える基礎化粧品のタイプと具体例 

 まずは保湿の第一ステップということで、化粧水探しから始めましたが、日本では常識ともいえる、洗顔の後に化粧水、というステップが一般的ではない?!そうでなければ説明がつかないほど化粧水が売っていませんでした。(涙)

 そこで、ブラジルのスキンケアについて調べてみたところ、やはり、日本とブラジルではスキンケアのステップが異なるそうです。

 日本でスキンケアのステップといえば、①洗顔(メイク落とし含む)②化粧水③乳液やクリーム④オイルといった、汚れを落とした後に保湿をし潤いに蓋をする、という流れが一般的です。

 一方ブラジルでは、入浴中と入浴後はそれぞれワンステップで、マッサージをしながらメイクを落としたり、肌の保湿をします。そのため、ブラジルで売られるスキンケア用品の品揃えは主に以下の2種類しかありませんでした。

(1)洗顔料(メイク落としが一緒になったもの)

(2)クリーム、オイル(化粧水・乳液・クリーム・オイルの機能が一つになったもの)

 以下、私がブラジルで見つけた基礎化粧品の具体例を日本人の私に馴染みのあるスキンケアのステップ①洗顔②化粧水③乳液、クリーム④オイルに分けて、ご紹介したいと思います。

洗顔

 メイク落とし、洗顔フォームともに、Avene,J&J, L´Oreal Paris,Avon,NIVEA等各社扱っています。

化粧水

 収れんタイプ(汗や皮脂の分泌を抑える働きをする化粧水)ではない、肌に潤いを与えて整えるタイプの化粧水を2つご紹介します。

・Simple化粧水(正式名称はSimple Kind To Skin Snoothing Facial Toner)

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 ドラッグストアで見つけました。成分は、100%アルコールフリー、香料着色料0、マルチビタミン配合と、肌に優しそうな内容。使うと肌のPHバランスを整え、毛穴を引き締め、潤ったなめらかな肌になるとのことです。「UK's No.1」とボトルに記載があります。

 潤いが足りるかなとは思いつつ、他に化粧水がなく、試してだめでも許容できる価格帯だったのと、顔に合わなくとも他のパーツに使えると思い購入を決めました。

・CHRONOS-DETOX MOISTURIZING TONER-COMBINATION TO OILY SKIN

 店頭では見かけなかったため、私はまだ使ったことはありませんが、Webから配送を依頼出来ます。ブラジルNo.1コスメブランドのNatura Brasilが扱っていました。https://www.naturabrasil.fr/en/categories/category/cat-975+cat-981/cleansers-and-toners

 Rio SulというショッピングセンターにNatura Brasilの店舗はありましたが、店頭では収れんタイプの化粧水のみの扱いでした。

乳液、クリーム

 ブラジルでは、オールインワンのクリームや、目元用などのパーツケアクリームがこのカテゴリに該当するようです。私にはオールインワンクリームが合わなかったため、④で代用しています。

オイル

 乳液、クリームの用途を兼ねて使っています。

・Bio-Oil

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 ドラッグストアで見つけました。上から3段目の棚の白い箱です。植物由来の成分と抗酸化成分のビタミンA・E、ピュアセリンオイルというそのままでは浸透しづらい美容成分を角質層まで浸透させる独自成分を配合し、気になる肌の跡(傷やシワ、妊娠線)にマッサージをしながら塗り込むと改善すると書かれています。傷跡が消えるのなら、目元と頬の間のガサガサくらい可愛いもののはず、と購入を決定しました。(後述しますが、化粧品探しの途中で肌がボロボロになりました)

 買った後に調べると、Bio-Oilは2002年に世界的に展開して以来、223のスキンケア賞を受賞しているナチュラルオイルで、そのうち18か国では最も売れた(No.1 Selling Productとなった)傷跡ケア商品とのこと。全然知らなかった!けれど、納得の効果でした。

 

ブラジル人女性の美意識と日本との違い

 さて、ここで、なぜこのような基礎化粧品のご紹介になったのか、ブラジル人女性の美意識と日本との違いを踏まえて、実は大変苦労した基礎化粧品購入までの経緯をご紹介したいと思います。

・ブラジルの店頭の品揃え  

 化粧水探しを始めましたが、想定外だったのはお店探しから苦戦したことです。化粧品は百貨店かモールで買うものという先入観から、有名なショッピングモールをくまなく探しましたが、ショッピングモールはヘアケア製品の扱いが圧倒的で、基礎化粧品のお店は見つけることすら苦労しました。

 その後、個人商店やドラッグストアで基礎化粧品の取り扱いがあることを見つけましたが、これは化粧水風というボトルを見つけても、たいていメイク落としです。しっかり塗った日焼け止めないしはサンオイルをきちんと落とすことが重要視されています。うん、確かにそれは大事、だけどそのあと化粧水で水分補給みたいなことはないのかしら・・?

 次によくあるのが2イン1のメイク落とし。これも一瞬化粧水かも、と期待を抱くパッケージですが、汚れを落としつつ潤い補給という商品でした。勇気を出して、店員さんに化粧水ないか?とポルトガル語で聞いてみると、収れん化粧水(Astringent tone、汗や皮脂の分泌を抑える働きをする化粧水)を棚から出してくれます。私はこれまで使ったことがなく、サンパウロの美容師さんから、ブラジルの化粧水は肌がひりひりすると聞いていたので、もしやこれかも、と怖くて使えません。

・ブラジル人の美意識 

 そんなことをしている中で、JETROがまとめた「ブラジルにおける化粧品の輸入制度2012年2月」というレポートを目にしました。https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/report/07000904/cosmetics_brazil.pdf

 このレポートは現地マーケット調査結果があり、化粧水探しを通じて実感していたことを表すデータがありました。

「✔化粧品商品別売り上げ、項目別シェア 

 1位 ヘアケア用品 24.5% 2位 香水16.3% 3位 スキンケア 10.4%

一般的にブラジル人女性が気にする事柄

 1位 肥満 2位 髪 3位 肌

スキンケアへの消費者ニーズ

 消費者の90%は女性で、ブラジルの消費者は一つの製品でいくつもの効果のあるものを求めている。すなわち、ケア時間短縮の目的で、入浴中又は入浴後に一つのクリームかオイルでマッサージすることで肌の保湿や柔軟性を保ちたいと思っている。」

 すごくわかる!レポートは5年前のものではありますが、今でも大変理解出来る内容でした。ブラジル人女性は肌よりも髪が大事だから、お店の売り場構成はヘアケア製品に重きが置かれるし、スキンケアにはいくつもの効果を求めるので、2イン1やオールインワンの製品が多くなるのは当然です。私が日本同様の感覚で探しても化粧水が見つからなかったのは、スキンケアの考え方が違うからなんだと改めて納得しました。

・オールインワンのクリームを使ってみたが・・・

  実際、私が個人商店でようやく見つけた初めての基礎化粧品は、欧米ブランドのオールインワンのクリームで、シャワーを浴びた後はこれだけを使う、という用途のものでした。口コミの評価が高く、塗りたてはメロンのような香りが心地よく潤う、と思っていましたが、2~3日経った昼間の顔を見ると、目と頬のあいだの部分がガサガサ。触ってもパサパサ。これはまずいと使用量を増やすも改善しません。

 やはり私は化粧水を使いたいと思い、その後、近所のドラッグストアで見つけたのが、現在愛用中のSimple化粧水Bio-Oilです。Simple化粧水Bio-Oilをセットで使い始めたら、3日ほどで潤いを感じ、1週間で気になっていた目と頬の間のガサガサがなくなりました。Bio-Oilはオイルですが、さらりとしてベタつかず、全身に使えるので、顔以外にも手、足の裏やかかと、髪にも使っています。・・・ あれ、気づけば、私もブラジルスタイル一つの製品でいくつもの効果のあるものを求め、(中略)肌の保湿や柔軟性を保ちたいと思っている。」うん、思ってる!!(笑)

 

  ブラジルのコスメマーケットは、日本勢含めグローバルブランド各社が新商品を投入しているので、今後はスキンケア用品ももっと充実するかもしれません。ブラジルで同じ経験をされた方で、もっとイイモノを見つけた方がいらっしゃれば、コメント頂けるととても嬉しいです。 

 次は、男性用の美容市場が実は世界第二位のブラジル。そんな中、最近流行しているリオデジャネイロのおしゃれな男性用美容室 - handy tips*をご紹介します。

 私が日焼けをしながら熱中しているフレスコボールについてはリオ市無形文化遺産・コパカバーナ海岸発祥「フレスコボール(Frescobol)」でビーチ遊び!@ブラジル・リオデジャネイロ - handy tips*にまとめています。Até Logo!

 

リオデジャネイロの日本食材が買えるお店

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 簡単に日本に帰れない。そんな環境で暮らす人なら、旅先で日本食材を買えるお店を探したことがあるのではないでしょうか。ここではリオデジャネイロで日本食材が買えるお店を8か所ご紹介します。

 今回お店をまとめようと思ったのは、私自身探し回ったからです。事の発端は、リオデジャネイロに住む前に半年ほど、アングラドスレイスというリオデジャネイロから車で約3時間南西に行った街に住んでいたことに遡ります。海、島、空からなる雄大な景色に心洗われる日々でしたが、(この地の素晴らしさについては滞在して知った!ブラジルリオから行ける観光おすすめエリア3選 - handy tips*に紹介しています)こと日本食を買う、となるとなかなか苦戦をしました。

 私は緑茶が大好きで、日本から持ってきた茶葉が早々になくなり、アングラドスレイスのスーパーでGreenteaと書かれたお茶を買い足しましたが、どうも味が違う、ということに始まりまる苦労話(今となればいい思い出)。その後アングラドスレイスのスーパーで見かけるGreenteaを一通り試し、旅先のペルーでもスーパーをのぞく、プチワールドツアーをしました。しかし、結局買うことは出来ず、むしろ世界にはGreenteaという紅茶のジャンルがあるという学びを得ました。半ば諦めつつも緑茶を追い求めた半年間を経て、リオデジャネイロに引っ越し。そこでついに「山本山」そして「緑茶」と漢字で書かれたGreenteaを見つけたときの感動といったら!合格発表の掲示板に自分の番号を見つけたあの感覚、とでも例えましょうか。ブラジルで日本食材を買うといえばサンパウロのリベルダージ(東洋人街)ですが、アングラドスレイスから来た私には、リオデジャネイロも十分にパラダイスでした。

 前置きが長くなりましたが、そんな経験をもとにリオデジャネイロで日本食材が買えるお店を楽しく巡りましたので、ご紹介したいと思います。観光地から足を伸ばせる範囲に限定して8か所ピックアップしました。リオ観光ついでに必要なものを効率的に手に入れてくださいね。

◆「日本食材の買えるお店」とは?

 次の商品のすべてないしは一部を扱うお店です。

 米・調味料(醤油、めんつゆ、ポン酢、わさび、からし、味噌、片栗粉、豆板醤、オイスターソース、焼き肉のたれ)・うどん・そば・のり・ふりかけ・お茶漬け・鰹節・ほんだし・昆布・緑茶・麦茶・インスタントラーメン・カレー・お菓子(飴、煎餅、ポッキー)・豆腐・白菜などの野菜・酒等。米は、弥勒米やすき家米といったブラジル独自のブランド米が複数あります。

 現状、リオデジャネイロで日本食材の買えるお店は次の3パターンです。

01.日本食材注力店

 後ほど2店舗をおすすめします。素晴らしい品揃えです。

02.日本食材を扱うアジア食材店

 このタイプの店舗の数は多いですが、周辺も楽しめる3店舗をご紹介します。

03.リオデジャネイロで展開しているスーパーで、一部日本食材を置くお店

 オーガニック好きな地元カリオカ達に人気のスーパーで、野菜、豆腐、刺身などを扱います。

※Google mapで調べると、上記01.と02.は同カテゴリ(OrientalとかAsian、Japaneseスーパー)で表示されますが、実際に足を運んでみて、店内の商品のうち日本食材の比率が75%以上といえる店舗を①日本食材注力店と分類しました。

 それぞれのお店をご紹介します。

 

◆01.日本食材注力店2選

 先ほど挙げた食材が全て揃います。(在庫は日によって異なります)

①コパカバーナビーチ手前「青森」

住所 R. Felipe de Oliveira, 4 - Loja C - Copacabana, Rio de Janeiro - RJ, 22011-030

電話(21)3042-1564

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 フォルクスワーゲン販売店の隣(奥)にあります。

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選べるポン酢、各種たれ。あんみつや最中が置かれ、てんぷら粉、お好み焼き粉、たこ焼き粉までありました。ふりかけも20種以上と充実。

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通常、ブラジルのスーパーで売られているお肉はステーキ用の厚いお肉ですが、和牛、豚肉の薄切りが売られています。

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火曜日と金曜日に野菜、土曜日に食パンが入荷されるそうです。ちょうど火曜日に伺ったら、ブラジルでは珍しい、日本のほうれん草(4レアル)や大根(4.5レアル)が売られていました。 

CentroとZona Sulエリアには10レアルで配送もするそうです。電話も日本語対応可能とのこと。

②コルコバードの丘に続く道沿い「富士」

住所 R. das Laranjeiras, 280 - Loja D - Laranjeiras, Rio de Janeiro - RJ, 22240-001

電話(21)2265-4894

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 大通りに面して立地しています。間口は狭いですが、店内は奥に広がっています。

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緑茶や乾物の種類が豊富です。ひじきや日高昆布が売られています。山本山の緑茶から静岡の深蒸し茶、麦茶や玄米茶も売られています。

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各種調味料にお煎餅、コアラのマーチや大福も置かれています。

店内奥には、冷凍生うどん、ラーメン(生麺)や納豆、冷蔵ではガリやもやしがあります。 

 

◆02.日本食材を扱うアジア食材店3選

 先ほどの食材のうち、主に調味料・緑茶などが揃います。

①セントロ近く「Groceries Central Station」

住所 R. Regente Feijó, 105 - Centro, Rio de Janeiro - RJ, 20060-060 

電話(21)2252-8968

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アメ横と土産店が入り混ざったような商店街の中にあり、Uberではたどり着けません(車は入れません)。店舗に看板はなく、赤いランタンが目印です。

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和食だけでなく、中華、韓国料理用も含めた調味料が置かれています。

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連なる店舗には、カンガ(海でも売られているパレオのようなもの)、Tシャツ、化粧品、水着、雑貨など様々なものが並び、お土産探しを兼ねて立ち寄れます。これいいな、というものを見つけても、そのまま進むと戻れなくなるほどお店がありました。

②Pão De Açúcarの近く「Wah Sin Comestíveis」

住所 R. Marquês de Abrantes, 207 - Flamengo, Rio de Janeiro - RJ, 22230-060 

電話(21)2552-4707

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 看板はなく、白い壁にオレンジのファサードが目印です。日本人に人気の現地のブランド米である弥勒米、すき家米を置くほか、のり、ふりかけ、調味料を置いています。

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03.で紹介するリオデジャネイロで展開しているスーパーが集まる道沿いにあります。Pão De Açúcar(ロープウェイとその頂きからリオの町を見下ろせる)へはタクシーで約10分です。

③コパカバーナビーチ近く「Umê Sushi」

住所 Rua Sousa Lima, 121 - Loja A - Copacabana, Rio de Janeiro - RJ, 22081-010 

電話(21)2287-3970

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和食レストランに併設されています。入り口は1つで、お買い物だけでも入れます。

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乾麺や調味料、インスタントお味噌汁、お茶などの他、サッポロビールも置かれています。日本のものだけでないお菓子の扱いが他のお店と比べ多かったです。コパカバーナビーチ徒歩圏です。

 

◆03.リオデジャネイロで展開しているスーパーで、一部日本食材を置くお店3選

 オーガニック好きなカリオカ達に人気のスーパーでは、野菜、豆腐、刺身などが売られています。要冷蔵のものが多いので持ち帰りには不向きかもしれません。アメニティ売り場には、ブラジル発祥コスメブランドGranado(グラナード)の石鹸を置く店舗もあるので、お土産購入にも使えます。(それぞれ店舗が複数あるため、Google mapは省略します)

 ①Hortifruti

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Horti=菜園、Fruti=野菜果物全般、の意味の通り、野菜やフルーツが充実しているスーパー。

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大根、長ネギ、豆腐が売られています。(入荷は不定期の模様。ない日もあります)大根を初めて日本食材店以外で目にしました。その他にも白菜、しいたけ(これは以下②・③のスーパーでも売っている)が買えます。

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Hortifrutiは、生鮮食品に注力しているスーパーなので、アメニティ売り場はありません。その代わり、カットフルーツがパックで売られています。パイナップルが丸ごと売られるこの国で、少しづつたくさんの種類を食べられるミックスフルーツ(5~6レアル)は個人的に気に入っています。

②Pão De Açúcar 

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Pão=パン、Açúcar=砂糖の意味で、砂糖パンの形に似たリオデジャネイロにある山のような岩(ポン・ヂ・アスカシュ、発音時はスにアクセント)の名称のスーパー。

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驚いたのは、Sushiコーナーがあったこと。20切れ35レアルでお刺身が買えます。豆腐、しいたけも野菜売り場にあります。

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アメニティ売り場の可愛い石鹸。Granado(グラナード)の取り扱いもあり、個包装、しかも1つ3.35レアルとお手頃なのでお土産にいいなと思っています。

③Zona Sul

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アングラ時代から愛用スーパー、もはや信頼のZona Sul。(以前、私が住んでいた都市ブラジル・アングラドスレイス①2つのスーパーと市場 - handy tips*でも頼りにしていました)  Zona=ゾーン、Sul=南で、海岸沿いのエリアのことを指す名称です。

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パン粉、黄金米という現地ブランド米、ほんだしを取り扱ってます。

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ここでもGranado(グラナード)の石鹸や、同シャンプー・コンディショナーがあります。

◆お買い物Tips

①日系スーパーはない

 リオデジャネイロには、日本で慣れ親しんだスーパーのブランドや、日本のオペレーターが運営しているような日系スーパー(以前住んでいたシンガポールにあった「明治屋」や「大黒屋」といったタイプ)はありません。なお、サンパウロも同様のスーパーはなく、日本ブランドがそのまま来ているものでは「ダイソー」がサンパウロ内に複数店舗展開しています。  

②日曜日は営業時間を要確認

 国民の大部分がローマ・カトリックのお国柄、ブラジルでは日曜日はお店も休み、ないしは営業時間が短いことが多いです。(ex.「富士」「Groceries Central Station」は休業、「青森」は短縮営業)逆に平日は朝7時から空くスーパーもあるので、出かける前に営業時間を確認しましょう。

※私の営業時間確認方法は、Google mapでお店を検索→お店の詳細を画面下から引っ張る→お店住所と電話番号の間にある時計マークをタップ、です。年末年始以外は大概信用出来ます。これ、レストランでも使えるのでとっても便利!

③支払いはカードも可能

 支払いには現金はもちろんカードも使えます(但し02②Wah Sin Comestíveisはデビットか現金のみ。クレジット不可)。精算の際カードを出すと「クレジットかデビットか」と支払い方法を聞かれます。自分で端末へカードを差し込むことも多いです。

④袋はもらえるが、買い込むなら大きなカバンがあると便利

 ビニール袋は1枚1枚が薄くて小さいため、二重にしたり小分けにしたりと気前よく配布してくれます。ただ、袋の数が膨大になるので、買い込むようでしたら大きなカバンがあると持ち運びがスムーズです。  

 

 以上、リオデジャネイロより8つの日本食材が買えるお店をお届けしました。日本食材調達の次に苦戦したスキンケアアイテムの購入についてはブラジルで買える化粧水・お肌ケアアイテム - handy tips*に続きます。

 リオでの観光アイディアにはリオらしいビーチ遊びをリオ市無形文化遺産・コパカバーナ海岸発祥「フレスコボール(Frescobol)」でビーチ遊び!@ブラジル・リオデジャネイロ - handy tips*にてご紹介しています。Tchau!

リオ市無形文化遺産・コパカバーナ海岸発祥「フレスコボール(Frescobol)」でビーチ遊び!@ブラジル・リオデジャネイロ

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 Olá!こんにちは。2017年10月からリオデジャネイロに住んでいます。カラフルでポップなブラジルの流行発信地であるこの都市は、世界遺産登録の美しい景観とファベーラというスラムが共存する魅惑的な場所。そんなリオデジャネイロのあれこれをお伝えしたいと思います。第一弾の今回は、別の都市に住んでいたときから気になっていたリオデジャネイロ発祥のスポーツ「フレスコボール(Frescobol)」です。

01.フレスコボールって、何?

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 1940年代にブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナビーチで発祥したスポーツです。必要なものは、木製のラケット、ゴムボール、パートナーとスペースだけ。2人の間にネットはなく、カンカンと打ち合う小気味の好い音が続きます。大会では、ラリー回数やテクニックを披露し、ペアのパフォーマンスの獲得点によって順位が決まります。競技としてだけでなく、レジャーやエクササイズとしても気軽に楽しめるスポーツで、2015年にはリオデジャネイロ市の無形文化遺産に登録されました。

 長くラリーを続けるのに大切なことは何でしょうか。それは、相手が打ちやすいところにボールを返してあげることです。目の前の相手は打ち負かす敵ではなく、一緒に記録を作る仲間。思いやりスポーツとも形容されるフレスコボールは、パートナーと一緒に目標達成の喜びを分かち合えるので、大切な人、例えば友人や家族との思い出作りの他、チームビルディングにも最適です。

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 競技として取り組んだ場合には、1時間で700~1,000kcalを消費するとも言われる全身運動。それでいて地面は砂浜なので、膝を痛めたり捻挫などという怪我の心配が少なく、初心者でも気軽に始められるエクササイズです。ボールがなくなりづらい(ゴムボールの弾力が砂に吸収され遠くに転がらない)ため、慣れないうちでも気持ちよく体を動かすことが出来ます。

 ブラジルでは老若男女を問わずに親しまれており、日本ではTV番組「モヤモヤさま~ず2」で特集されたりと注目が高まる中、 一般社団法人 日本フレスコボール協会代表チームは2017年12月、本場コパカバーナビーチで行われたブラジル選手権に外国人として初めて出場しました。現在はヨーロッパやアメリカ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドなどのビーチでも広がりをみせています。

02.リオデジャネイロのビーチの様子

 4.3kmのビーチと隆起する山が織りなす美しい風景が世界遺産に登録されているリオデジャネイロ。ずっと続くかと思うような白い砂浜では、平日早朝からヨガ、ランニングなどのトレーニングをする人々が集い、週末にもなるといたるところでフレスコボール、ビーチバレー、サッカーを楽しむグループを目にします。ぼんやり眺めているだけでもファインプレー続出。ここはブラジルなんだということを実感します。

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  コパカバーナ~レブロン海岸前の道は日曜日は歩行者天国になり、路上では、スケートボート、ランニング、レンタサイクルなどでのんびり過ごしています。

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 コパカバーナとイパネマの間に位置するアルポラドル海岸周辺ではサーフィンを楽しむ人も。引き締まった体が眩しいです。ココナッツジュース、カイピリーニャ、ビールを飲んでのんびりする人もたくさん。ブラジルの方の間では、何もしないでのんびりすることこそ最高の贅沢とか。

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 フレスコボールは、風が強く波が高い、そんな環境下で考案されたので、天候や風向きを気にせず楽しめます。 

03.実際にやってみよう

(1)遊べる場所

  スペースがあればどこでも出来るのが魅力のフレスコボール。ビーチに行く際、ラケットとボールさえ持参すれば気に入った場所で遊べます。ブラジルの有名な観光地であるコパカバーナ、イパネマ、レブロン海岸はもちろん、日本でも同様に可能です。7mほど(※)離れて打ち合える空間がとれるとなお良いです。(※)公式戦で一般に採用されるパートナーとの距離 思いやりスポーツですので、周りの迷惑にならないスペースを見つけたら早速始めましょう。

(2)道具の調達方法

  日本でも買えますし、現地でも買えます。私達はRio SulというShopping Centerの中にあるスポーツ店(2階に2店舗あり)で購入しました。最もシンプルなセット(無地のラケット2本にボール1つ)は40レアル~。木製のラケットはデザインも多数あり、ラインナップが豊富です。(同内容で~320レアルなど)ビーチでは、個性豊かなラケットをたくさん見かけます。私も次はおしゃれペイントバージョンが欲しいなと思っています。

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(3)服装、持ち物

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 テーマはSimple is the best!

 服装は、水着で遊んでいる人もたくさんいますし、タンクトップやTシャツにハーフパンツというスタイルも多いです。日焼け止めをしっかり塗って、ビーチサンダルで出かけましょう。

 持ち物は、ラケット、ボール、水、多少のお金、タオル、着替え、携帯(くれぐれも落とさないよう管理。メトロも使えるので、Uberを使わないなら持参しないのも一案)です。カバンを持たずに出かけられるならそのほうがいいので、この中からも必要と思われるもののみ持参してください。

(4)ビーチ遊びの注意点

 荷物がある場合は、視界に入るところに置いておきましょう。時間の経過を忘れるくらい熱中しますが、暗くなる前には帰りましょう。リオデジャネイロのビーチは日が落ちると道路から死角となるため、防犯の観点から暗い時間は歩かない、ということが現地の暗黙の了解になっています。また、同じ観点から、人が少な過ぎるところは避け、賑わっているビーチで遊びましょう。

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 アングラドスレイスに住んでいたときに遊びに来たコパカバーナビーチで、カンカンと軽快に打ち合う人々を見てから気になっていたフレスコボール。早速デビューしてみるととても楽しく、10回、20回とラリーの目標を決めたりしていたら、白熱してあっという間に時間が過ぎていました。

 どこでも出来るフレスコボール。ビーチでの滞在の充実に、ラケットを持って出かけてみてはいかがでしょうか。

  2017年12月コパカバーナビーチで行われた大会の様子は【現地レポート】フレスコボール大会@コパカバーナビーチ2017 - handy tips*にまとめました。

 リオデジャネイロまで遊びに来たなら、滞在して知った!ブラジルリオから行ける観光おすすめエリア3選 - handy tips*に足を伸ばしてみるのも、また違ったブラジルがみられて楽しいと思います。Tchau tchau! 

ブラジル・アングラドスレイス②4つの移動手段「徒歩、自転車、タクシー、バス」

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こんにちは。2017年5月から5ヶ月間、ブラジルのアングラドスレイスに滞在しました。前回「ブラジル・アングラドスレイス①2つのスーパーと市場 - handy tips*」にて、現地のスーパーと市場についてご紹介しました。今回は市内での移動手段についてお伝えします。

 

                                   

01.「徒歩」「自転車」移動が可能f:id:ucarin:20171018234401j:plain

 海沿いをランニングしている人も見かけるアングラドスレイスでは、徒歩や自転車での移動が可能です。昼間に行動する分には、女性も一人で歩けます。

 自転車に関しては、道路の舗装状況があまりよくないこと、日本と逆の右側通行のルールに頭を使いながら歩行者へ道を譲る気も使う必要があることから、私は使いませんでしたが、起伏のある街をマウンテンバイクで楽しむ人もいます。

 ちなみに、ブラジルの犯罪多発地域(いわゆる都市)では、犯人に覚えられないよう家へのルートを複数持つよう指導を受けます。小さな街であるアングラドスレイスでは、新たな道を開拓しようと誤って危険なエリアに迷うよりも、海に面したメイン通りやセントロのショッピングストリートを歩きましょう。 

02.「タクシー」は使えるがUberは使えないf:id:ucarin:20171018231149j:plain

セントロのタクシー乗り場

 タクシーは次の2つの方法①ホテルで呼んでもらう②タクシースタンドから乗車、で使えます。金額は~10分ほどの乗車で15~20レアル程度。

 アングラドスレイスには流しのタクシーは基本的にいません。また、Uberは使えません。(今のところ登録しているドライバーがいない、というのが正確です。)

 日が落ちたらタクシーを使い、暗い時間に歩くのは避けましょう。私は早朝、夜間に移動するときは必ずホテルで呼んでもらったタクシーを使いました。

03.リーズナブルな「バス」を使ってみようf:id:ucarin:20171019001729j:plain

 特段時刻表はありませんが、5分に1本程度の間隔で走っている市内バスが便利です。滞在したホテルからセントロまで約3kmあり、歩くには遠かったため、海遊びやFish Marketに出かけたりする際よく利用しました。

 以下、バス停、乗り方、降り方をご紹介します。

<バス停>オレンジの屋根とベンチのある場所、そこがバス停です。バス停という表示がないところもあります。

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 <乗り方>バスが見えたら手を挙げて、タクシーの要領で止まってもらいます。セントロに向かう場合、ほとんどがセントロを通るため、多少遠回りしてもよければ来たバスに乗ります。 一番確実なのは「CENTRO」と書かれたバスに乗ることです。

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料金は一律、現金での前払い制。運転手さんが集金もしている場合と、集金担当者が乗車している場合があります。金額は時間帯により多少異なり、車体前面に行先とともに電光表示されています。(このバスは3.5レアル)

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 自転車の話で触れましたが、道路の舗装の状態があまり良くなく、ガタガタ揺れます。

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<降り方>降りたい場所の手前で、黄色の手すりの上にある黒い線を下にひきます。日本の降車ボタン同様、ブーと音がし、次のバス停で停車してもらえます。

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<セントロ降車ポイント> 白と青の建物の前がセントロの降車場所です。ここではボートツアーの相談、申し込みが出来ます。最も人が降りる場所です。

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道路を挟んで船乗り場があります。

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 バスは、最初は降車できるか緊張しますが、一度使えば、車を持たない短期滞在者にとって、リーズナブルな移動手段の1つです。海沿いの景色を眺めながらの移動は気持ちがいいです。

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バスからの景色。「王様の港」という意味であるアングラドスレイス。セントロへ向かう途中に王様達が海を見つめる像が見える。

04.市をまたぐ移動には「長距離バス」 

  アングラドスレイスはTerminal Rodoviário Vereador Niltom Barbosaが長距離バスの発着場です。

リオデジャネイロ等他の都市への移動方法については滞在して知った!ブラジルリオから行ける観光おすすめエリア3選 - handy tips*の04.も参照ください。

 アングラドスレイスにはメトロ(地下鉄)はありません。4つの移動手段を使いこなして、充実した滞在になりますように!

ブラジル・アングラドスレイス①2つのスーパーと市場

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 こんにちは。2017年5月から5ヶ月間、ブラジルのアングラドスレイスに滞在しました。前回の記事「滞在して知った!ブラジルリオから行ける観光おすすめエリア3選 - handy tips*」にてアングラドスレイスの魅力についてご紹介したので、今回は現地のスーパーマーケットや市場でのお買い物についてお伝えします。

 

 

01.2つのスーパー「Zona Sul」,「Red Economia」

アングラドスレイスには、2つのスーパーがあります。

1つは、リオデジャネイロを中心に展開している「Zona Sul」。Piratasというショッピングモールの1階にあります。売り場が明るく小奇麗な印象です。日本のお米や調味料も扱っています。

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 もう1つは、セントロエリアに2店舗ある「Red Economia」。Everyday Low Priceを謳っており、カジュアルな雰囲気です。

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 2つのスーパーは、どちらも生鮮食品の他、シャンプー、洗剤なども揃えていて、日用品のお買い物には十分です。支払いは現金の他クレジット•デビットカードが使えます。 

 

02.店内・取り扱い商品の様子

 私は、滞在したPort BaliがPiratasの隣だったこと、日本のお米が買えることから、Zona Sul をヘビーユーズしました。

以下Zona Sul の様子です。 

<野菜・フルーツ>量り売りです。自分が必要な量をビニール袋に取り、レジにて精算します。ピーマン、ナスは、日本の2倍はあろうサイズ。この日のピーマンは1kgで5.49レアル。1~2個でしたら数十円で買えます。

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f:id:ucarin:20171017010838j:plain<調味料>オリーブオイルやスパイスなど種類が豊富です。 

f:id:ucarin:20171017011109j:plainわさびや醤油など、一部日本食用調味料が扱われています。アングラドスレイスには日系スーパーがないため(リオデジャネイロやサンパウロにはある)、この棚の新商品入荷を楽しみにチェックしていました。f:id:ucarin:20171017011255j:plain最近はほんだしも。f:id:ucarin:20171017011602j:plain<ワイン>生産地毎にずらりと並んでいます。
f:id:ucarin:20171017011807j:plain<ビール>週末になるとダース買いする人が目立ち、どんどん棚が空いていきます。f:id:ucarin:20171017012113j:plain<精肉>1kg単位で個包装されているお肉にも慣れてきます。豚・鶏肉は1kgで10レアル(350円くらい!)なので、平日は豚・鶏を、週末は牛のステーキで楽しみました。(牛肉は1kgで40レアル~)ブラジル産肉、美味しくてコスパがいいです。 f:id:ucarin:20171017012405j:plain

03.魚を買うなら市場(Fish Market)もある

 アングラドスレイスでは、スーパーでのお肉の充実に比べると、お魚の取り扱いは少なめです。冷蔵で1~2種類の他、冷凍の白身魚数種と魚介類が売られています。もっと違う魚が食べたくなったら、セントロにある市場(Fish Market)をのぞいてみましょう。港に上がった魚を売っていて、なくなり次第終了。午前中に行くのがおすすめです。

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 Fish Marketでのお買い物は、魚の名前がわからないこと(シールなどが貼られていない)、教えてくれたところでポルトガル語なのでやっぱりわからないこと、現金での支払いということ、がスーパーとの大きな違いです。(※)

(※)リオデジャネイロのフィッシュマーケットでは魚の名前が掲示され、カードでの支払いが出来ました。

 値段は決まっていて量り売りなので、騙されることはありません。ただ、目利き力不足から、あまり新鮮ではなかったという失敗は何度かしました。お刺身が食べたくなって繰り出したFish Marketなので、新鮮なお魚が買えた日は、お刺身の他、塩焼き、西京焼きなどを楽しみました。 

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<行き方>CENTRO行のバスの終点で下車し、バス進行方向へ直進。ローカルスーパーまで来たら右折。そのまま進み再度突き当たるので左折。広場のような場所が右手にみえるので、そこに入ります。入り口でも魚を売っていますが、さらに奥の半屋内のような石造りの建物(下段写真左)にて、より多くを扱っています。

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 ペイシェは魚の意味

04.おまけ チキンの丸焼きも美味しい

 お肉はスーパーでも買えますが、上記03.Fish Marketの近くにお肉屋さんがあり、そこで週末のみ売っているチキンの丸焼きが美味しいです。(バス停から来た道と逆の道に出ると公園のようなスポットがあり、中道を抜けたらショーケースが見える。)

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 Fish Marketでいいお魚に出会えなかった日は、これをランチにするという保険をかけていました。2人で十分お腹がいっぱいになります。20レアル。 

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 街はコンパクトなので、効率的に必要なお買い物を済ませて遊びに行きましょう!市内の移動については「ブラジル・アングラドスレイス②4つの移動手段「徒歩、自転車、タクシー、バス」 - handy tips*」にてご紹介します。

 リオデジャネイロに引っ越して見つけたリオデジャネイロの日本食材が買えるお店 - handy tips*はこちらです。Tchau!

滞在して知った!ブラジルリオから行ける観光おすすめエリア3選

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 こんにちは。2017年5月から5ヶ月間、ブラジルのアングラドスレイス(Angra dos Reis)に滞在しました。日本にいると聞いたこともない場所。そこは、大自然に囲まれて、たくさんのアクティビティが初心者でも楽しめるところでした。リオデジャネイロまで遊びに来たら是非足を伸ばしたい、アングラドスレイス周辺の観光おすすめエリアをご紹介します。

 

 

01.おすすめエリア1.気軽に海遊びが出来る「アングラドスレイス (Angra dos Reis)」

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 ブラジル第2の都市リオデジャネイロから長距離バスで約3時間南西に移動をすると、300を超える大小様々な島への入り口、アングラドスレイスに到着します。 

  ショッピングモールや大型スーパーがあるので、日用品程度は現地調達が十分可能です。海岸沿いに町が出来ているため、船の発着場とスーパーが徒歩3~5分程度の距離にあり、買い物後そのまま海へ遊びに行けます。                    

  町の中心のセントロでは、帆を張った船に20-30人で乗り込み、近海を廻るツアーが出ています。途中、無人島に立ち寄り、透明な海で陽気なブラジル人と一緒に海遊び!チケットは当日購入可能(1人70レアル、現金支払いは60レアル)、所要時間は6時間ほど。水着の上に洋服を羽織って出かけましょう。 

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セントロにある船乗り場。ツアーの船やイリャグランデ島(Ilha Grande)へ行くジェットボートもここから出ている。

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英語を理解する人が1人はいる。Tourist Informtion Centerと書かれているが、チケットは買えない。ツアーの相談は道沿いの代理店が確実。毎日11:30に出発するので、早めに行けばチケットの当日購入可能。

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 写真はボートを貸し切っている他のグループ。人気のスポットは船で混み合うことも。

 私が宿泊したホテルMercure Angra dos Reis(セントロから市内バスで10分ほどリオ側に戻る)も、やはり海に面していて、駐車場に出ていく感覚で海に出られます。ボートツアーやカヤックで近くの島を遊ぶ週末を過ごしました。ホテルに戻れば、すぐに冷えたビールが手に入ります。

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デッキはホテル直結

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 自然と一体化したかのような感覚になれるアングラドスレイス。ほっと一息、深呼吸をしに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。 

02.おすすめエリア2.ブラジル中から人が来る「イリャグランデ島 (Ilha Grande)」

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 ブラジル第2の都市リオデジャネイロからバスで約3時間南西に移動したアングラドスレイスから、ジェットボートで30分(一般船だと1.5時間)。グランデという名前の通りの大きな島が、ほぼ自然を残したままで佇みます。

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 アブラオン(Abraão)という島の玄関に着くと、海岸沿いにビール、カイピリーニャ、コーヒーを楽しめるお店が連なります。ブラジルのビーチサンダルメーカーHavaianasのショップやツアーデスクもあります。シュノーケリング、スキューバダイビング、ビーチ遊び、釣りなどは、8~10時頃に出発し15~17時頃に戻るツアーが多数あり、事前予約がなくても当日朝に申し込みが可能です。

  夜になると、どこからともなくボサノバの音楽が聞こえ、波の音とともにゆったりとした時間を過ごせます。 

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 アブラオンには海岸沿いを離れた道にもおしゃれなお店があり、美味しい食事も楽しめます。Restaurante Dom Marioも隠れ家的レストランの一つ。ブラジルでは20時頃から夕食を始める方が多いので、その前に行ったら予約なしでも入れました。

  高級路線の大型ホテルというよりは、カラフルで手作り感のある個人経営ホテルが多くピークシーズンの週末はほぼ満室になります。(5つ星というより2~3つ星が中心)

 何度か遊びに行きましたが、立地的にPousada Tropicanaは便利です。夜は隣のレストランのボサノバ、朝は波の音を聞きながら、くつろいだ時間を過ごしました。 

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03.おすすめエリア3.18世紀の街並みを残す「パラチー (Paraty)」

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 ブラジル第2の都市リオデジャネイロからバスで約5時間南西に移動(途中アングラドスレイスを通過。アングラドスレイスからパラチ―行のバスもあり、約2時間)、リオデジャネイロとサンパウロの中間に、おしゃれな町パラチーがあります。 

  18世紀に金の積み出し港であった時代の街並みを多く保存するブラジル国内でも人気のコロニアルリゾート地です。当時の建物を活用し、絵や雑貨を扱うお店、各国料理を提供するレストランが集まっています。

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  私達が宿泊したホテルPousada Arte Urquijoは、壁中に様々な色彩の油絵が置かれてあり、日本では見ない色合わせがおしゃれでハイセンスでした。 

  パラチーという町が大好きで働いている母親世代の女性達が、とってもキュートかつ親切なことが印象的です。特にホテルでは朝食のオムレツ、夜のカイピリーニャと、どれも自慢の一品を美味しく可愛く提供してくれて、ゲストとして大切にされているなぁと、心温まります。 

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 小さなボートを貸し切ったり、大型船で海水浴に出かけたり、ここでも海遊びへのアクセスは容易です。

  ゆっくりと歩いてみると、都会とも自然とも違う、ブラジルに対して持っているイメージが少し変わるような体験が得られます。

 

04.長距離バスとジェットボートの乗り場、乗り方

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 ブラジルでは、都市と都市の間に電車はないので、バスか飛行機での移動になります。アングラドスレイスに空港はないため、リオデジャネイロにあるNovo Rio Bus Terminalから1時間に1本ほどの頻度で出ている長距離バスを利用します。 

 ネットで予約をしておき、当日窓口にて紙のチケットを入手するため、移動には余裕を見ておくほうが安心です。(30分も前なら十分。私達は5分前に滑り込んだことがあり、ぎりぎりだったため、以後、15分前行動を心掛けています)。なお、アングラドスレイスからパラチー行きのバスは、予約がなくても当日窓口でチケット購入が出来ました。

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  1人58レアル(バス会社Costa Verdeのリオ-アングラ片道チケットの場合)。席はリクライニング可能、トイレ付、トイレ休憩あり。冷房が効きすぎている場合もあるので、上着持参がおすすめです。大きなキャリーバッグも無料で預けられます。 身分証明を提示するよう言われる場合には、オリジナルドキュメント以外認められないので、パスポートの原本を持っていきましょう。

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 イリャグランデ島 (Ilha Grande)へのジェットボートは、セントロの船乗り場Estação Santa Luziaより、シーズン問わず1時間に1本程度の間隔で運行していますが、18:00には終わります。1人50レアル。

 ローシーズンであれば、当日乗車時に現金支払いにてチケット購入可能です。混み合う時期は早めに行って代理店で購入しましょう。乗船中はものすごい風を直接受け、体感気温が一気に下がりますので、必ず上着を持参ください。ダウンを着る方もいます。

 一般船は移動時間が1.5時間と約3倍になりますが、チケット代は約1/3の16レアルです。のんびり行くも良し、ジェットボートのスピードを一度体験するのも楽しいと思います。

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左の白い船がイリャグランデ島(Ilha Grande)アブラオン行ジェットボート。ほとんどのボートがアブラオンに向かう。

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ジェットボートからの景色

その他、アングラドスレイス内での移動についてはブラジル・アングラドスレイス②4つの移動手段「徒歩、自転車、タクシー、バス」 - handy tips*を参照ください。

 ブラジル・リオデジャネイロに遊びに来るなら、ぜひあと数日滞在して、南米大陸の雄大さ、素敵な音楽、おしゃれな街並みを体験してみてはいかがでしょうか。きっと、もっと好きになると思います。

 更に滞在出来るなら、一生に一度は見てみたい迫力の絶景!世界一の水量イグアスの滝の行き方と見どころ - handy tips*もおすすめです。良い旅を!